投稿者:中沢康彦
前回の記事 では目標を決めるという話を書きました。そもそも目標があるからこその達成であって目標がなければ達成はないのです。したいことや欲しいものをノートに書き出してみるのもいいと思います。
そして3つめは、立てた目標を達成するための行動を起こすよう「習慣化」をしていきましょうという話です。
習慣によって変わるのです
例えば痩せたいと思っていても痩せられない。キレイにしたいと思っていてもなかなか部屋が片づかない。運動しようと思っていても怠けてしまう。ついテレビを見てしまう。たばこがやめられない。サボってしまうetc
達成できない目標ってあったりしませんか? それらはすべて「習慣」の問題なのです。
痩せる習慣ではなく太りやすい習慣が身についているのです。「何かをしたら痩せられる」じゃなく「何かを食べたら痩せる」じゃなく、『太りにくく痩せやすい習慣を身につける』それが一番大事な解決策なのです。そしてそれは片付けも運動もタバコも何でも同じです。
人は起きて活動をしている時間の約半分は習慣によって行動していると言われます。自分の時間の半分もですよ。
えっそんなに?って思いますか。習慣というのは無意識のものです。例えば歩くとき左右と交互に足を動かします。左左右 と動かす人はいないでしょう。それだって習慣です。靴下をはくとき左右どちらか決まった方から履いているはずです。それも習慣ですし、お風呂に入って髪から洗うか身体から洗うかも決まっているでしょう。それも習慣です。
起きている時間の半分は習慣的な行動に支配されているのです。もちろん良い習慣もあるし悪い習慣もあるでしょう。そして、もし、あなたの習慣から悪いものが消えて良い習慣ばかりに変わったら、人生が大きく変わるに決まってます。だって活動時間の半分も占めているのですから。
習慣化のメリット
習慣レベルで変えることが出来たら。
すっごくよいんですよ。
習慣化のメリットは「感情を感じなくなる」ことだからです。
習慣になっていない行動というのは脳の前頭葉など思考を司る部分からの指令で行います。「頑張ってやらなきゃ」という思考や、「しないと怒られる」というデメリット回避の思考など様々な感情が影響します。でも、そういう頭で考えた行動には「めんどくさいなぁ」という感情もつきまといます。だから行動をサボってしまうんです。
歯磨きを例にしてみましょう。歯を磨くというのは元々人間にある習性ではありません。子供の頃に親から歯を「磨きなさい」と教わったのです。その頃には「めんどくさい」とか「磨かないと怒られる」と思っていたかも知れないですね。あるいは虫歯になって痛い思いをして「もうこんな思いはイヤだ」と思ったかも知れません。
でも、習慣化してしまえば、いちいち「もう虫歯はイヤだから磨こう」とか「めんどくさい」なんて感情はなくなっているはずです。その人の磨くタイミングになったら、自然と歯を磨いているのです。
人間の脳は基本的には「怠け者」です。面倒なことはサボりがちです。
でも、習慣化してしまえば、今まで面倒だと思っていたこともめんどくさくなくなる。イヤだと思わなくなる。辛さを感じなくなる。
これが習慣化の大きなメリットなのです。
習慣化させるコツ
ダイエットにしても、片付けにしても、仕事にしても、めんどくさいと思わないで無意識に行動が出来たら。そんなにいいことはないです。
だから、今まで習慣になかったことを新しい習慣として自分に身につけさせることってとても大事なんです。でも、習慣にしようと思ってもなかなか定着しない、3日坊主で終わっちゃうってこと多いですよね。
それは習慣化のやり方が上手くないからです。
小さな習慣からはじめる
習慣にしようとして挫折する3つの理由があります。
① 一気に大きく変えようとしてしまうこと。
② 何でも自分一人でやろうとしてしまうこと。
③ 短期的に成果を求めすぎてしまうこと。
です。
ここでは ① について書きます。
人の脳は大きな変化を嫌うのです。
ホメオスタシスという現状を維持する習性のことですが。これは本能的なモノで、それがあるからこそ私達人類は生き残ってこられたと言えます。もし私達の祖先が怖がることを知らず冒険ばかりしていたら、もしかすると人類は死に絶えていたかもしれません。
私達は新しいことは怖いとか大変とか面倒と思ってしまうのです。
でも、その反面、人はよりよく変わっていきたいという気持ちがあります。より快適に効率よくやりたいと思うのです。快適な生活がしたいのです。
ゆっくり変わっていくなら受け入れられるのです。
例えば運動の習慣を身につけたいと思ったら。
いきなり毎日1時間ウォーキングするとか、大きな目標を立てて行動に移しても挫折しやすいです。だから例え5分でいいから散歩しようという、小さなところから始めるのがいいのです。
そしてそれを時間をかけて反復して、それができたらだんだん大きくしていくなど。そういった人間の習性を理解して新しい習慣を定着させていくようにするのがいいです。
習慣にするための様々なテクニック
小さな事から始めるだけじゃなく、いろんなテクニックが書籍やネットの情報で紹介されています。
例えば、自分一人でやるのではなく、他人の力を借りるのも良い方法です。ダイエット宣言をしちゃえば、最近頑張ってる?と聞かれて「最近出来てない」って言いたくないから頑張れるといった、他人を使って自分の行動を監視する方法だったり
「がんばるぞ」というモチベーションだけに頼るのは良くないです。習慣化させようと思った時は一番モチベーションが高いのですが、モチベーションというのは必ず変化するものだからです。
その行動を継続した将来のベネフィットを強くイメージするのも良い方法です。スリムになってこの服を着るんだというようなイメージですね。結婚式を控えた花嫁さんのダイエット成功率が非常に高いのはまさにこれです。
なるべく簡単にできるよう工夫することも大事です。例えば日記をつける目標ならノートとペンをそろえてデスクやリビングに置いてすぐに書けるようにするのがいいでしょう。習慣化の途中では「あれ日記が見当たらない」そんな事が挫折のきっかけになったりするモノだからです。
行動の記録をつけて、自分を褒めるのも良い方法です。毎日歩いた歩数を記録して、それが1ヶ月続いた手帳を見たら、自分を褒めたくなりますよ。
かといって、当然出来ない日だってありますが。褒められない日に自分を責めるのも良くないのです。ホ・オポノポノでも「ごめんなさい」「ゆるします」があるように、ダメだったことも慣用に受け止めてあげないと。あるいはダメだった時にリカバリーが出来る余裕を持った目標にしておかないと、小さな失敗が挫折につながりやすくなります。
などなど
新しい習慣を身につけるのはちょっとしたテクニックを使うのがいいです。だけど、この記事だけで書ききれるモノではないですし。
フェイスコム本体の方で、習慣化のための企画みたいのものをするのも面白いかも知れないですね。
これが 目標を現実化する4つの心理テク のうちの3つ目です。
次回の記事では最後を書きますが。
早く先が知りたい人はこちらをどうぞ
参照させていただいた情報
「 夢を現実化する4つの心理テク 」
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