投稿者:中澤かずみ
以前にもマイエコバッグの記事を書かせていただいたのですが、実はミニストップがレジ袋の有料化実験開始というニュースを見て、またあれこれ書きたくなっちゃいました(●´ω`●)ゞ
世界の意識の高さと動き
近年、石油資源の枯渇、プラスチックごみの不法廃棄、川や海ごみ、焼却される際の温室効果ガスの発生など環境汚染が世界規模の問題となっていて、環境に対する意識の高い欧州各国では、2000年代前半に大部分の国でレジ袋は「有料化」しています。イタリアでは、なんと、2011年11月から生分解性プラスチックを除き、全国的に使用禁止。
日本の近隣諸国のアジアでみると、韓国・台湾が法律で「有料化」。中国は2008年6月1日から「有料化」しています。香港では2009年7月7日から「有料化」。中国でのレジ袋有料化の調査結果で、2009年6月1日に発表された結果によると、袋消費量が平均66%減、実数で袋400億枚近くを節約したとの効果を確認しています。
アメリカでは2000年代中ごろから各州でレジ袋配布禁止の動きが広がっていますし、カナダでは2013年1月から大都市で初めてトロントが禁止。フランスは2016年7月禁止しました。バングラデシュ・南アフリカなどでも禁止処置が広がってきています。オーストラリアの州の大部分では2018年7月1日から無償提供が禁止となり有料化。
このように、世界の国々をみてみると、レジ袋の「有料化」は、すでに国際的な流れとなっているんですね。
日本はどうでしょう
実はレジ袋の問題ってだいぶ昔から取り組んでいて、「マイバック運動」(トートバックを持参して買い物を推進する運動)なども行ってきてはいたのですが、あまり進んでいないんですね。調査によると、2009年では19.3%、2017年は24.4%とほぼ横ばい┐(‘~`;)┌
ですが、ここにきてようやく大きく動きます
レジ袋は、早ければ2020年には「有料化」となります。(先日、G20の会合で世耕経済産業相が2020年4月1日に実施を表明しました。)なんでも来年2020年の東京オリンピックまでにと考えているみたいですよ。
それに環境省の「プラスチック資源循環戦略案」で、レジ袋やペットボトルなどの使い捨てプラスチックの排出量を2030年までに25%削減を決定しましたし。
ですから、コンビニのレジ袋有料化というのは、私達のレジ袋に対する意識改革にも大きな意味があると思います。
有料化っていくらになるんだろう?
値段はまた決まっていないようですが、大手スーパーなどでは、すでにレジ袋の有料化を実施ているところもありますよね。調査によればレジ袋1枚の値段は、2~10円というところでしょうか。安いのは嬉しいですが、それでは削減につながらない気もしますし・・・
ちなみにオランダでは、レジ袋1枚34円に設定したところ、40%ほどの削減がみられたそうです。
すでに取り組んでいるところでは
最初に書いたミニストップでは、使い捨てプラスチックの使用を減らし顧客に買物袋等持参の協力を呼びかけたり、希望者にはバイオマス10%含有のレジ袋(1枚3円)を販売するそうです。(サトウキビの搾りカスを原料とする植物由来ポリエチレンを10%配合したレジ袋となっている。)なお、2店舗での実験状況の検証を経て、2020年2月までに約40店舗での実験拡大を検討するんだとか。
また、セブンイレブン(セブン&アイ)はビニールから紙袋に変えていったり、ローソンはケイタイバッグ(コンビニecoバッグ)の輪を広げていったり、ファミリーマートはカーボンオフセットつきレジ袋でCO2排出を減らす事をしています。
マイエコバッグ!みんなで使おう(^^)
世界からは出遅れている日本ですが、来年にはオリンピックもあるし、今から私達も積極的にマイエコバッグを使いましょ~ヽ(≧∇≦)ノ
ただ、もっとたくさんの人にエコバッグを持つこと、使うことが浸透すればいいのに、そうならないのには、そうならない理由もあるんですね(^_^;)
次の記事では、レジ袋を有料化することに対してのメリット・デメリットについて書いてみたいと思います。
参照記事 wadai、Mmon、FNNpraime
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