こんにちは中沢です。
ここのところ急に暖かくなってきました。もう3月も半ばですし。暖かくなってくると家に閉じこもってばかりでなくレジャーやスポーツで外に出る機会も増えるでしょう。そんな今の季節だから紫外線のことも少し気を付けたほうがいいですよね。という事で今日はUVケアのことを書きます。
まずは基本的な話から
UVAとUVB
まだまだ日差しは強くはないです。真夏のようにUVBは強くないですが、3月くらいからUVAはどんどん強くなってきますし、この時期は肌にメラニン色素が少なく紫外線の影響を受けやすい状態の時期でもありますし、もう紫外線ケアをしないとですよね。
日焼け止めを使ったり、昼用クリームやファンデーションなどでもUVケア効果を持たせたものがありますが、まず基本的な事として、ラベルに表示されている「SPF」と「PA」の違いをご理解していますでしょうか?
SPF(UVB)
SPFとは紫外線B波(UVB)をどれだけ防げるかという指標です。
日焼けをするのはUVBの影響で、UVBはエネルギーが高く肌表面の細胞を傷つけ皮膚ガンやシミの原因になります。
SPFは2〜50、さらに50以上の場合「50+」と表示され数値が大きいほど防止力が高まります。
PA(UVA)
PAとは紫外線A波(UVA)をどれだけ防げるかという指標です。
UVAはUVBのように日焼けは起こしませんが波長が長いため肌の奥まで到達し、シミやしわの原因になります。
PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高まります。
どちらも必ずしも数値の高いものを選べばいいというわけでもないです。基本的には数値が高いとそれだけ肌への負担も大きくなります。レジャーで長時間日差しの下にいるような時は、SPF50など数値の大きなものを使うほうが良いですが、日常生活でならSPF15程度で十分と言われます。
シーンに合わせて使い分けるのが良いわけですが、SPFやPAの数値だけでなく、もうひとつ考慮したほうがいいのはその日焼け止めで使われている成分が、「紫外線吸収剤」なのか「紫外線散乱剤」なのかという事です。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
日焼け止めに使われる成分には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤があります。それぞれ単独で使われる日焼け止めと、両方が使われるものがあります。
紫外線吸収剤とは
これは化学的な仕組みで紫外線のエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して皮膚の細胞に影響を与えるのを防ぐものです。特にUVB領域の紫外線をよく吸収し、SPFの高い日焼け止めにはほとんど使われています。しかし、UVAを防ぐ効果は弱いため紫外線散乱剤も組み合わせて使われていたりします。
紫外線散乱剤とは
紫外線散乱剤とは、物理的な仕組みで肌を均一に覆って紫外線を肌表面で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぐものです。酸化チタンや酸化亜鉛が主体で、UVBからUVA領域まで広く遮断します。以前は塗ると白うきしてしまうものが多かったですが、最近は改良がされ使いやすいものも増えてきています。
紫外線吸収剤の問題
吸収剤はまれにかぶれを起こす事があると言われますが、安全性に不安があるものもあります。
例えばアボベンゾンという吸収剤は、肝臓や腎臓の障害、神経系障害、がんを引き起こす可能性がある化学物質に変化したという論文があったり。オキシベンゾンという吸収剤は内分泌攪乱物質の恐れがあるという指摘があります。
またその他の吸収剤も、安全性が確認されているとはいえ、皮膚から血液中に吸収されることが確認されているし、使用を気にされる人もいらっしゃるでしょう。
シーンによって使い分けをしよう
UVBも効果的に防いでSPFの値も高いけど安全性に少し不安を感じる紫外線吸収剤に対して、紫外線散乱剤のみのものはノンケミカルの日焼け止めと言われ安全性が高いとされています。ただSPFの値が若干低めになります。
なので、日常生活でそれほど強い紫外線の心配がない時には紫外線散乱剤のみの日焼け止めを使い、スポーツやレジャーで真夏の強い日差しを長く浴びるような時のみSPFの高い紫外線吸収剤を使った日焼け止めを使うなど、使い分けをされたらいいでしょう。
それと、日焼けというのはどれだけケアしても肌への負担がかかるものですし、紫外線のブロックだけでなく同時に肌のケアをしてくれる美容成分を多く含むものを選ぶこともよい方法だと言えるでしょう。
中沢康彦のプロフィール
私の快適生活倶楽部投稿
私のゲストサイト投稿
中沢のダイエット日記 2022-4-11より
コメント どんどん書いてくださいね