投稿者:中沢康彦
冬本番の12月 お肌の乾燥が気になる季節です。肌のバリア機能が低下していると、空気の乾燥にともなって肌の水分が失われやすくなりますが、そのバリア機能の状態はお風呂の入り方も影響するのです。
この記事では肌の乾燥対策を意識したお風呂の入り方を紹介します。
バスタブに浸かっていますか?
時間に追われる現代社会ではバスタブに浸からず、シャワーで済ませてしまう人が増えているといいます。筆者も夏はシャワーが多いですがσ(^◇^;)
お風呂が身体に与えてくれる良い効果があるのです。
- 体温が上昇する温熱作用
- 血液の循環を促す水圧作用
- 筋肉や関節の緊張を緩めてくれる浮力作用
これらの物理的作用によって血行が促進されて疲労物質の排出が流されたり、細胞が活発になって代謝が促されたり(デトックス効果)、肩こりや腰痛が緩和したり、肌細胞の再生サイクルが向上したり、入浴はいろんなメリットがあるんです。
ところが、入浴によって肌の天然保湿成分や皮脂が洗い流されてしまったり、血行が良くなることで肌の痒みが増したり、入浴が乾燥肌を加速させるデメリットとなる部分もあるのです。乾燥しやすい人は入浴の仕方を工夫することも大切なのです。
お風呂の温度は温めにする
お風呂に入るときに肌の保湿成分や皮脂を必要以上に流出させないことが大事なポイントになりますが、お風呂の温度が高いとそれだけ流出しやすくなります。また、急激に体温が上昇して血行が良くなると痒みが増してしまうこともありますので、乾燥が気になる方はお風呂の温度を40℃以下にするなど、ぬるめにするといいでしょう。
肌や顔は優しく洗う
固めのナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うと、それだけ保湿成分や余分な皮脂が失われやすくなります。なるべく柔らかめのタオルやスポンジを使うのがいいでしょう。顔や乾燥しやすい部分は、肌に優しい石鹸や洗顔料をよく泡立てて、なるべくこすらないように洗うようにしましょう。
肌に優しいボディシャンプーを選ぶ
強い洗浄力の石鹸やボディーシャンプーは汚れをよく落としてくれるのでさっぱりと気持ちがいいですが、肌の保湿成分も洗い流してしまって流失させやすいのです。強すぎない洗浄成分を使っていたり、潤い成分を含んでいたり、なるべく肌に優しい石鹸やボディシャンプーを選ぶようにしましょう。
入浴剤を使う
入浴中というのは肌が潤っているように感じますが、肌表面に水分を含むために角質内の細胞と細胞の間隔が広がります。なので入浴剤を使って入浴中に保湿成分を補うのは一つの良い方法です。もちろん入浴剤なら何でも良いわけではなく保湿成分をしっかり含んだ入浴剤を選ぶのが良いでしょう。
お風呂上がりは3分以内にスキンケア&ボディケア
お風呂上がりは肌が乾燥しやすいのです。お風呂上がりに肌が潤っているように感じるのは角質層に一時的に水分が含まれているからですが長続きはしません。皮脂などが失われているので、お風呂上がりは急激に乾燥が始まるのです。ですからなるべく早く、出来れば3分以内に乾燥ケアをするようにしましょう。
スキンケアやボディケアは様々な種類がありますが。肌のバリア機能を保つセラミドやヒアルロン酸や保湿成分を含むモノを使うといいでしょう。
まとめ
寒い季節のお風呂は身体が温まって気持ちがいいです。冷え性や低体温のためにも良いですし、血行を高め様々な健康効果も期待できます。
でも、乾燥肌の原因にもなる。
ということを忘れないようにしましょう。
ちょっとした工夫をすることで、乾燥デメリットを防ぐことができます。お風呂での乾燥を防いで、お風呂でのリラックスタイムを楽しんで下さいね!
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