Ork(オーク)-200/箱の中の優しい世界/ニューバースの夜明け-高山 環 (著)/読書履歴

高山 環さんのIT系のサスペンスで、同じ人物が登場する3冊のシリーズ作品を一気に読みました。時代背景ごとに、1作目はP2P(ピアツーピア)、2作目はブロックチェーン、3冊目は仮想空間をモチーフとした物語になっています。

読書メーター

Ork(オーク)-2006- (Orkシリーズ) Kindle版
高山 環 (著)

世界の共有化を巡る争い
2006年、スマートフォンがこの世になかった頃の話です。ジャンルは「ITサスペンス」になるのでしょうか。 拙作「箱の中の優しい世界」の前日譚ですが、読んでいなくても全く問題なくお楽しみいただけます。 謎のメッセージ「世界を共有化する」を残して失踪した元上司を追うITサスペンスです。ぜひ読んでやってください。
「ニューバースの夜明け」とも世界観は繋がっています。

この作品は「Orkシリーズ」シリーズの第1巻に当たります。

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箱の中の優しい世界 (Orkシリーズ) Kindle版
高山 環 (著)

再び始まる世界の共有化
近未来サスペンス小説です。ラストまでスピード感を保つように心がけて書きました。最近流行りの「ブロックチェーン」をモチーフにしていますが、ITの知識がない方でも楽しんでいただけると思います。 「Ork(オーク)-2006-」と世界は繋がっていますが、本作だけでも充分楽しめます。
「ニューバースの夜明け」は本作の続編に当たります。この作品は「Orkシリーズ」シリーズの第2巻に当たります。

以上、Amazonの紹介文

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ニューバースの夜明け (Orkシリーズ) Kindle版
高山 環 (著)

著者史上最大の問題作
【2022年出版】近未来サスペンス小説です。
メタバース(仮想空間)を巡り、人々の思惑と陰謀が渦巻くノンストップサスペンスです。
物語中で説明を加えていますので、テクノロジーに詳しくない人が読んでもわかると思います。
本作は拙作「箱の中の優しい世界」から十数年後の世界が舞台ですが、本編だけを読んでも充分楽しめるようになっています。

前作より時代が移り、テクノロジーもこの国も大きく変貌した。全国各地でサーバーを凍結する脅迫事件が続発。事件に直面したエンジニアの二階堂は脅迫文に伝説のエンジニア「サクラダ」の名を目にする。
内閣官房補佐官の狩山は仮想空間メタバース内に電子政府を構築する任務を受ける。
サーバー凍結事件は、全国民の個人情報が集まる「国民データベース」凍結事件に発展する。

米中が暗躍する中、この国とテクノロジーはどこへ向かうのか?
サクラダが目指す「世界の共有化」は実現するのか?
閉塞する現代社会の行く末を占う近未来ノンストップサスペンス。

この作品は「Orkシリーズ」シリーズの第3巻に当たります。

以上、Amazonの紹介文

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感想

1作目がスマートフォンがなかったころ2006年の話しで。そこから3作目まで25年~30年が経っている設定になると思うんだけど。3作すべてに登場する人物は「桜だ」と「佐野」で、この二人は非常に優秀なエンジニアでより良い社会の実現のために、新しい技術を生み出して世の中に出していきます。
敵役として登場するのが個人の野望や利益を優先する「アッシュ」や「大村」ですが。

その両者の争いや行き過ぎたハラスメントの問題などが描かれたスピード感のある作品です。個人的には1作目、2作目はとて面白く読めましたが3作目は設定が突飛すぎて読後感がイマイチだったかなという感想です。

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