日々の体重の変化は水分です。では脂肪は一日にどのくらい減るのか?

この記事は私が書きました。

猫大好き/目が悪いので誤字多いです m(__)m
20kgのダイエット成功がきっかけで、3つの還暦チャレンジしています。
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ダイエットを始めたので、体重計を使えるようにした中沢です。
中沢康彦/体重計が復活 そんなことじゃあかんのですが。健康管理のためには時々は体重計には乗っておかないと(^^ゞ
もちろんダイエットをするならきちんと体重測定をして管理をしたほうがいいです。
ただ、測定データをどう判断するか?
これ結構大事なことで。体重って結構変動するものです。だから毎日の変化に一喜一憂したり、惑わされてしまうとよくないんだけど。振り回されてしまう人って結構多いのです。

日々の体重変化は脂肪量でなく水分

今日頑張って食事制限したりウォーキングをして翌朝の体重が減っていたら嬉しく思うでしょう。でもその翌日に測定したら1kgも増えていたなんて経験をしたこともあるでしょう。毎日体重を計っていたら、日によって体重ってこんなに変わるのかって思われるかもしれません。でもそれは脂肪が減ったり増えたりしているわけではないのです。その体重変化の原因はほとんど体内の水分量の変化が原因です。

水分は常に出入りを繰り返していて、飲料や食べ物から補給され、排せつや汗や呼気などから排出されますが、あなたが体重計に乗った時どれだけの水分量が体内に残っているかはその時のコンディションによって変わるのです。

人の身体には体重の60%程度の水分があります。体重が60kgの人なら36kgも、体重が80kgの人なら48kgも水分なのです。それだけの量があるのだから数kgの誤差だってでてしまうこともイメージできますよね。例えば朝起きた時、寝ていた8時間には水分補給をしていなくてその間にも汗や呼気から水分は出ていくわけですから朝は身体の水分量は少ないです。そしてコップ1杯の水を飲んだ直後には飲んだ分だけ、例えば250gの水分が増え体重も増えるのです。そういった水分量の違いがその日の体重計のメモリを変えてしまうんです。

外食が多いと体重が変化しやすい

では身体がどれだけ水分を保持しようとするかはいろんな要因があり、例えば身体の塩分量によっても変わります。濃い味付けのものを食べて体内の塩分が多い時は塩分を薄めようとして身体は水分をたくさん保持しようとします。なので濃い味付けが好みの人や外食が多い人は水分の変化が大きく日々の体重の変化も大きくなりやすいです。

水分摂取が少ないと水分をためやすくなる

では、水分はあまり飲まないほうがいいのかと考えるのは間違いです。水分は1日に1.5リットルから2リットルくらい飲む必要があるのです。またその人のライフスタイルによって、あるいは汗をかく季節はさらに多くの水分が必要になる事もあるでしょう。
必要な水分量を摂取していないと、身体はなるべく水分を節約して水分代謝を抑えようとします。そのことが身体をむくみやすくすることもあるし、身体の水分の入れ替えが悪いということは美容にも健康にも良くないし、日々の体重変化を大きくすることにもなるのです。

脂肪が落ちるスピードは

では、脂肪が落ちるスピードっていったいどのくらいなのでしょう。
脂肪というのはまず有利脂肪酸とグリセロールに分解され、有利脂肪酸は細胞の中のミトコンドリアで酸素と結びついてエネルギーに変わります。これが脂肪が燃える状態なのですが。
脂肪を1kg燃やすのには7200kcalが必要なんですよ。人が1日に使うエネルギーはその人の年齢や体型や生活スタイルによって違いますが。おおよそ女性なら2000kcal、男性なら2500kcalくらいでしょう。頑張って食事を減らして消費カロリーより500kcal減らしたとしても、単純計算で脂肪1kg燃やすのに14.4日かかります。

実際には500kcal減らしてもそれが全部脂肪燃焼になるわけではないし、脂肪減少のスピードは、1週間に最大で体重の1%程度と言われます。体重60kgの人なら週に600g、1か月で2.4kg、1日にすると85gくらいです。これが最大値ですから、1日に50g程度しか燃やせないと思ったほうがいいでしょう。

なのに、毎日の体重測定で何百グラムも、場合によっては1kg以上変わることもあるんですよね。それは身体の水分の変化なのです。

一喜一憂しないで長期的に考えよう

なんだ頑張っても1日たった50gくらいしか脂肪は落ちないのかってがっかりしないでくださいね。たった50gでも1か月で1.5kg、1年で18kgの脂肪が落とせるのです。大事なことは日々の体重測定の結果に一喜一憂しないで、正しいダイエットをこつこつ継続することです。あるいは毎日計らないで週に一度くらいにしたほうがいいって言われる事もあるのは毎日の変化に惑わされない為なのです。

例えばダイエットの初めに割と順調に2~3kgくらい体重が落ちたりします。実はそれも脂肪ではなく水分が減っている場合が多いです。それまで外食や濃い味の食事だったのに、食事量が減ったり食事内容が変わって体内の塩分量が変わり体内で保持される水分も減るってことがあるんです。でも、ずっとそのペースで体重が落ち続けるわけじゃないからやがてなかなか体重が落ちなくなります。

そこで面白くなくなってあきらめてしまうなんて言う人もいますし、頑張りすぎてもっと食事を減らすなど無理をしてしまう人もいらっしゃいます。あきらめちゃだめですよね。そして無理をするのはよくないです。無理をしても脂肪が落ちる量はそれほど変わりません。落ちやすくなるのは筋肉量や水分なのです。筋肉量を減らしてしまうと体重は落ちるけど体型は悪くなったり、基礎代謝が落ちてリバウンドをしやすくなります。

仮に昨日より体重が増えてしまっても、それは脂肪が増えているのではなく水分が増えているだけですからあまり焦らず、長く継続できるような無理のないダイエットを続けていくようにしましょう。

同じ時間に体重計に乗りましょう

最後に正しい体重測定の方法について書きます。
できるだけ毎日同じ時間に体重を計るのがいいです。上記したように体重が身体の水分量に影響するのですが1日のうちでも水分量はかなり変わります。例えば食事をしたり水を飲んだら水分は増えるし、入浴したり運動をしたら汗をかいて水分は減ります。

当然体重は変わるし、体重だけでなく体脂肪率など体組成計のデータも変わってしまいます。一般的な家庭用の体組成計は身体に微弱な電気を流して、脂肪は電気が流れにくい、筋肉は流れやすいという特性を使って身体の状態を測定するのです。なので身体の水分量の影響も受けてしまうのです。なので、例えば起床後とか、就寝前とか、なるべく同じ時間に体重計に乗る習慣にするのがいいでしょう。

もちろんそれでも日々の変化はあります。なので短期的な変化でなく、長期的な変化の傾向を見るのがいいんです。体重や体脂肪率をグラフにしたら、ギザギザなのこぎりのようなグラフになりますがそれが徐々に右肩下がりになっていけば良いってことですね。

焦ることなく、じっくり取り組んで、しっかり脂肪を落としましょう。

コメント

  1. 中澤かずみ より:

    一喜一憂せず、気長に頑張りますp(*^-^*)q