そもそも偽物の食欲って生理的な欲求ではなく、感情が発露になって起こるものなのですから、メンタル面の工夫をするのが良いのです。かと言って、最初から「我慢」や「根性」を前面に出して真正面から偽物の食欲と戦っても負けてしまうかもしれません。
最初は1日3回の食事を決まった時間にする。そしてその間にはなるべく間食をしないという事からチャレンジしてみて、なにも食べない時間を5~6時間にする事から始めてみるのがいいでしょう。最初はスナック菓子をフルーツにするとか、ヘルシーな間食に置き換えるって事でもいいと思います。それができたら自分を褒めてあげましょう。
空腹を前向きなものに考える
空腹をつらいものと思わず、前向きなものに考えるようにするといいですよ。
例えば、食べたものは胃で消化されますが3~5時間くらいかかるのです。ですから間食癖のある人は四六時中胃腸に仕事をさせているわけです。もちろんその負担は肝臓にもかかるわけですが。それってちょっと可哀そうですよね。なので空腹感を感じた時、今は自分の胃腸や臓器に休養をさせてあげているんだ。そう思うだけで前向きな気持ちになれますよね。
また、ダイエット中の人なら空腹感を感じた時こそ「いま自分のお腹についてしまった脂肪が燃えている真っ最中なんだ。頑張れ自分」と励ましてあげてもいいでしょう。
そんな風に空腹感を前向きなものと考えながら、徐々に何も食べない時間を長くしていくのです。
もちろん根性がある人なら、プチ断食をやってみるのもよい方法ですよ。我慢というネガティブな感情ではなく、前向きな気持ちでやるなら意外とすんなり出来てしまうものです。
そして食べない時間を長くして偽物の空腹感を撃退する事ができたら、以前あんなに食べたいと思っていた食欲っていったい何だったんだろうって思えるようになったりします。それこそ、空腹時じゃない時に何か食べると気分が悪くなったりするものですよ。
そうやって偽物の食欲を撃退できたら、ダイエットなんて楽勝ですって。
人によっては、食欲に本物と偽物があって自分を太らせていたのが偽物の食欲なんだと認識するだけでダイエットが上手くいったり痩せるペースが加速する人がいます。我慢をするのが嫌だからのんびりダイエットしようとか、無理なくやろうと目標設定を低めに考えたり、食べないと元気が出ないし、と考えるのも、偽物の食欲に支配されているからかもしれないですよ。
偽物の食欲を追い出そう。
そんな事も考えながらダイエットしてみるといいでしょう。
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