敢えて無理なこと、ちょっと難しいことに挑戦することは若さを保つ、つまりアンチエイジングの秘訣です。この困難なチャレンジの代表として「フルマラソン」を走る人が増えています。100mを10秒切って走ることは選ばれた人が想像もつかないようなトレーニングを重ねてもできるかどうかわからない世界、でもフルマラソンは全く練習なしに完走できるほど簡単ではないけれども、ある程度の努力を積み重ねることによって完走が見えてくる多くの人の手が届く目標となりえます。そして、完走できないとしても、その努力の過程が健康やアンチエイジングというご褒美をもたらしてくれることでしょう。しかし、どうせ挑戦するなら努力が報われて、全ての人に感動を味わってほしいと願ってきました。
この本は、「札幌アンチエイジングモールSAMパーソナルフィットネス」というスポーツジムが「北海道マラソンをリタイアしてしまう人たちを何とか完走させてみたい」という想いからスタートさせた「北海道マラソンギリギリ完走部」という実験的遊び心満載プロジェクトの記録であり、怪我なく生涯走り続けるための指南書です。北海道マラソンは厳しい夏のマラソンであり、炎天下5時間以内で完走する難しさは他の大会の群を抜いています。
部員は「ハイヒールしか持ってない」「体脂肪率46%でダイエット中」「どこに行くにも車」「北海道マラソンチャレンジ0勝2敗」「30年間運動したことがない」というツワモノ揃い。果たしてこんな人たちが数ヶ月で北海道マラソンを完走できるんだろうか？
そして、われわれの経験から得られた「北海道マラソンをギリギリで完走するためのコツ」が随所に散りばめてあります。ギリギリ完走部の中から、北海道マラソンにチャレンジした４人の敢走記で、無謀とも思われた挑戦がもたらした感動、悔しさ、再挑戦への想いを伝え、多くの人が生涯出会わないはずの奇跡、喜び、健康とアンチエイジングを手にいれていただければこれ以上嬉しいことはありません。
以上、Amazonの紹介文
人生が変わる！フルマラソン・ギリギリ完走戦略: 北海道マラソンに挑んだ初心者ランナー達の道標 Kindle版
2017北海道マラソンギリギリ完走部出版部 (著),
感想
北海道マラソンにまつわる著者のストーリー、そしてギリギリ完走部の皆さんの体験談を読ませていただいて、自分がホノルルマラソンにチャレンジしたときのことをものすごくリアルに思い出しました。
そうなんですよねぇ。マラソンを走るなんていうことは普通に生活している中では特別なことであり、誰にでもあることじゃないだろうし、してみたいと思う機会もないようなことだと思うけど。ひょんなことからチャレンジするきっかけが訪れたりするものなんですよ。
僕にとっては2004年のホノルルマラソンがまさにそうだったわけだけど。この本を読んでいたら、20年ぶりにまたチャレンジしてみてもいいかなと思えるようになっています。
20年もたっていて還暦になっているし。目は悪くなって不自由になってしまったし、マラソン走るとなるとお尻の ぢの治療もしておかないとだろうしとか。現実的なことを考え始めるとハードルや言い訳って沢山出てくるわけだけど。
とにかく趣味、楽しみとして「走る」ということを続けてみて、その延長にマラソンチャレンジがあってもいいかなと。この本を読みながら思えるようになりました。
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