哀しみアプリ/幸せサプリ -高山 環 (著)/読書履歴

「哀しみアプリ」を読んだ後、タイトルが似ていると思って選んだ「幸せサプリ」ですが、登場人物のネーミングが、主人公健一 その妻千尋 娘の藍じは4歳、と同じなんです。しかもどちらも家族がなくなるところからストーリーが始まるということで、おなじ記事で完走を書きます。

読書メーター

哀しみアプリ Kindle版
高山 環 (著)

妻を殺されたエンジニアがネットで犯人を追う
Amazonランキングで1位を獲得しました!!(ロマンス部門)
妻を轢き逃げした犯人をネットの力を借りて捜すITミステリーです。親子の話がメインですので、ITに詳しくない人でも大丈夫ですよ。シングルファザーが子育てと仕事の両立に頑張ります。イヤイヤ期に悩まされている方も是非どうぞ。

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幸せサプリ

元気になるサプリメント
家族の絆を描いた長編ミステリーです。愛する妻を喪った主人公は四歳の娘と二人で生きていこうと探偵になります。依頼を解決していくうちに妻が亡くなった真相に触れることになります。最後にわかる衝撃の真実を楽しんでいただけたら。

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感想

哀しみアプリは、天涯孤独同士だった健一と千尋がようやく幸せな家庭を築いた矢先、妻の千尋がひき逃げで命を落とすところから始まります。健一は4歳の娘藍との生活を守りながら、ネットの力を使ってひき逃げ犯人を捜していく物語です。ネットのメリットとデメリットを題材にしたミステリーですが、実際には家族愛を描いた作品と言えるでしょう。最終的には犯人を突き止めますが、最後の展開には少し無理があるかなとも感じます。それでも、読了後には優しい気持ちになれる、とても良い作品です。

一方、幸せサプリは同じ登場人物設定でありながら、話の展開は大きく異なると期待して読み始めたのですが、やはり妻の死から話が始まり、健一と藍の父子家庭の苦労と父娘の愛情が描かれる同じ展開です。しかし、途中からは予想通り大きく変わります。その内容を書くと重大なネタバレになってしまうので控えますが、僕的には少し期待外れの展開でした。ただし、哀しみアプリの展開に納得できなかった人には、幸せサプリのほうが良いと感じるかもしれません。二つの作品のどちらかを気に入ってもらえるように設定されているのかなとも思います。

両方読んでみることをお勧めします(⌒-⌒)

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