目的別サプリの力を活かすためにもまずはベースサプリ

私が健康に関する仕事を始めたのは25年前です。その四半世紀でサプリメントに対する世の中の意識は大きく変わりました。
昔はサプリメントを見て「なんの薬？」「なにか病気があるの？」と言われることも多かったですが、今や健康や若さを維持していくためにサプリメントは常識と考えられ、男女問わず生活必需品の位置づけになったと感じています。

そんなサプリメントについてですが。今週のフェイスコムのテーマが「目的別サプリ」ということなのでゲストサイト内にはいろんな目的別サプリの記事が書かれていますし、ニュースレターでも目的別サプリを特集しています。

そんなタイミングなので、こんな話題を書こうと思いますが、皆さんはサプリには「ベースサプリと目的別サプリ」という区別があることはご存じでしょうか？

目的別サプリとは

何か特定の目的を持って選ぶサプリのことです。特定の目的とは、例えば関節が痛いのでグルコサミンのサプリを使おうとか、スタミナアップをしたいのでニンニクのサプリを使おうとか。
グルコサミンを取ると関節の軟骨を再生しやすくなりますし、ニンニクに含まれるアリシンという成分は人が活動するためのエネルギーを作りやすくしてくれる成分です。

そのような目的別サプリはいろんなものがあります。目のケアをするサプリ、若さを維持するサプリ、心のケア、睡眠のケア、美肌のためのサプリ、etc
そして、サプリを使ってみようと思う時、つい目的別サプリの効果に着目して、目的別サプリから選びたくなるものですが、サプリを使うのにまず最初に着目してほしいのが、基本の栄養を取るためのベースサプリなのです。

ベースサプリ

人が生きていくための最も重要な栄養素は、人体を構成するタンパク質と脂質、そしてエネルギー源になる糖質です。これは三大栄養素と言われますね。
そして、その三大栄養素の代謝を助ける役目として、ビタミン・ミネラルを含めて五大栄養素と言われます。そのあとに、腸内環境を整えることができる食物繊維までを数えて六大栄養素と言うわけですが。これらの栄養素をバランスよく摂ることが大事なんだという話は、学校の授業でも教わることでしょう。

ところが、現代社会の食生活では糖質と脂質は摂りすぎになっている。タンパク質は量としては足りているけど質を考慮しないといけない。そして、ビタミン・ミネラルと食物繊維は不足しがちになっているんです。だから、そのバランスを整えるために「サプリメント」という考えが登場してきたのであり、まず最初に抑えておかないといけないのが、「ビタミン・ミネラル」そして「食物繊維」なのです。