猫沢エミとパリに渡った一匹の猫の物語。
8年ぶり、待望の復刊。わらかな再生と新たな運命の出逢い・別れを加筆した心震える増補改訂版。
初版『猫と生きる』から8年の月日が経ち、猫沢エミも猫たちも生き物として成長した。そのひとつの集大成が、運命の猫・イオとの出逢いから別れまでに享受した“愛と命の教え”だった。
著者について
ミュージシャン、文筆家、映画解説者、生活料理人。2002年に渡仏。2007年より10年間、フランス文化に特化したフリーペーパー《Bonzour Japon》の編集長を務める。超実践型フランス語教室《にゃんフラ》主宰。著書に日々の生活から生み出された料理レシピとエッセイを綴った『ねこしき』(TAC出版)など多数。
以上、Amazonの紹介文
猫と生きる。 (天然生活の本) Kindle版
猫沢 エミ (著)
感想
知らなかったんですが、著者はミュージシャンでもあったんですね。Amazonmusicでフォローさせていただきました。
で、著者の猫好き度を判定したら最高レベルであることは間違いないでしょう。もちろん猫のエッセイを書いているくらいの人はみんな最高レベルだと思うけど・その中でも群を抜いていらっしゃる人だと思います。
僕も捨て猫を保護して飼い猫にした経験があります。というか我が家の歴代の4匹の猫達はみんな保護猫なんですけどね。なので著者の困っている猫を放っておけない気持ちはわかるんだけど。でも、そこまではできないなぁといううエピソードが多数ありました。
それと、好きであればあるだけつらいのが別れの時です。
本書ではその部分のエピソードがリアルに描かれていて、18歳の高齢猫を愛猫にしている僕にとっては遠くないであろう未来の不安が掻き立てられてしまうつらい内容ではあるんだけど。
猫エッセイは読んでいて楽しいです。割と長めの本だったけど一気に読んでしまいました😺