血液の汚れは、さまざまな病気や体調不調の原因になります。また、肌あれ、肥満、髪の傷みなど、美容面にも悪い影響を及ぼします。では、血液をサラサラにするにはどうすればよいのでしょうか? その答えは、からだを冷やさない生活をすることなのです。
本書では、食事療法中心のユニークな治療法に定評のある著者が、血液を汚す原因となる「冷え」を取り除く生活習慣や食事メニューをやさしく紹介します。“からだを温める食べ物と冷やす食べ物”“「冷え」と「水」と「痛み」の関係”“簡単にからだが温まる「ショウガ紅茶」の作り方“全身の血流をよくする入浴法”など、日常的に取り入れることのできる健康法が満載です。肩こり、アレルギー、月経痛など、症状別の対処法も詳しく紹介。がんの予防法についても解説します。
クスリに頼らず、人間が本来もっている力を引き出し、健康と美を手に入れましょう。
『血液サラサラで、キレイになろう!』を改題。
以上、Amazonの紹介文
血液サラサラで、病気が治る、キレイになれる 体を温めて元気になれる石原式健康法 (PHP文庫) Kindle版
石原 結實 (著)
感想
石原先生の本は6冊目
血液の汚れが万病のもとである。ガンは汚れた血液の浄化装置である。
という「ガン性善説」というお考えの先生ですが。
じゃあどうしたら血液がキレイになるのかを詳細に示してくれたのがこの本です。
まずは過食を避けて自然食を食べること。
そりゃそうですね。シンプルに、血糖値が高いということもコレステロールが高いということも血液がドロドロと言うことですもんね。肥満と言うことは血液が汚くなるということなのだからまずそれは避けないといけないということでしょう。
そしてここでいる自然食とは、穀物を6割、野菜や海藻や豆類を2割
肉は極力避けて、たんぱく質はなるべく植物性を。動物性は魚介類から摂りましょう。
と言うことが書かれていて、ここにはあえて書いていないのだと思いますが、加工食品やお菓子類など甘いものも極力少なくということですよね。
そして石原先生は東洋医学の水毒にあたるような過度の水分摂取に警鐘を鳴らされています。1日2リットル以上と言われることも多いですが。誰もが一律にそれだけ必要なわけではなく、自分の代謝量を超えるような水分摂取は身体を冷やすことにもなるし、水毒にあたることになってしまうわけです。
これは「冷え」の話でもあって、冷えが血液の汚れの大きな原因なのだから。
ということですね。
現代人の低体温化って大きな問題とされています。
ダイエット的には痩せにくいという問題につながりますが、それより大きな問題はガンになりやすいなど健康の問題ですよね。
いま平熱の体温が36.5℃を超える人ってめったにいないそうですが
(ちなみに僕はいつ測っても36.5℃以下になったことないですが)
35℃代まで体温が下がっている人が多いと言われます。
そして体温低下の問題は「血液の汚れ」につながっていたんですねぇ。
なので身体を温めることがいろいろ紹介されています。
まずは食べ物について。よく言われるのは、暖かい地域の食べ物や夏にとれる野菜は身体を冷やす効果が高く、寒い地域や冬の食べ物は身体を温める効果があるということですよね。
石原先生がショウガ紅茶を勧められますが、ショウガも紅茶も身体を温める効果が高いですし、人参とリンゴもそうですね。
それと食べ物で言えば。
塩分を控えすぎるのは良くないと言われます。塩分と言うと血圧を上げると思われがちだけど。これは人工的に生成された「Nacl」がそうなのであって、海水からとる天然の塩はむしろ多くとるべきなのだ。と、石原先生はどの著書の中でもおっしゃられています。
それと
入浴は効果的に行うのが良いというお話し。
それと運動ですね。
運動に関しては、特に下半身を使う運動が効果的で
やっぱり「歩く」ことを推奨されています。石原先生は1万/日がよいというご意見ですね。
それと、スクワットやカーフレイズなど下半身の筋トレも推奨されています。
あと、この本ではアイソメトリック運動も推奨されているんですね。
運動と言ったら、ウォーキングもスクワットもそうですが動きながら行うもので、筋肉を伸ばしたり縮めたりしながら行うものが多いですが。
アイソメトリックというのは、例えば合唱のポーズで両手を押しあって、一定時間(石原先生のお勧めは7秒ですが)動かず力を入れ続ける筋トレのことです。
僕は筋トレは、細マッチョを目指してやっていますので。アイソメトリックでは強度が弱すぎて意味ないじゃんって思っていました。でも筋肉肥大のためには強度が足りなかったとしても、体温を上げて血液をキレイにするための運動としては十分だということでしょう。
そして、アイソメトリック運動ならいつでもどこでもできますしね。例えばバスや電車を待っているときでも、散歩の途中の水分補給の時でも、家事の合間の時間でも、いつでもできますしねぇ。
要は昔の人は掃除するにも選択するにも、いまより力を入れることが多かったわけでしょう。つまり洗濯機のスイッチ押すだけとか、掃除は下手すればロボットにお任せみたいになっている私たちは、あえて健康のために意識して力を入れる機会を作らないと体温を高く保つことはできないってことなんでしょう。
ということで
体温を高く保つってことも、あえて意識して生活することを考えたいと思いました。
ちなみに
皆さん体温って測っています?
風邪をひいたときしか測ったことない。
普段の体温を知らないという人多いと思います。
いま、体温計を出して測ってみましょう😺