みんな知らずに食べている
・加熱すると発ガン性物質に変わるアミノ酸
・加工デンプンには不純物が隠されている!
・運転注意! グリシンで交通事故死の恐れ!
・タンパク質加水分解物にも発ガン性の原因
・リン酸塩の過剰摂取は心臓病でボックリも
・アレルギーが怖い! 甘味料、キシリトール
食品添加物は本当に危険?
この疑問にきちんと答えられる人はいません。
なぜならきちんとした答えを食品メーカーも厚労省も出していないからです。
例えばカップ麺には最低20種類以上の添加物が含まれています。
これに対する添加物テストは単品で行なわれているだけで、
複合摂取した場合の安全性について検査もされていないのが現状です。
本書には、コンビニ、スーパー、高速道路のSA、駅などの売店等で販売されている弁当やおにぎり、
調理パンとドリンク等の代表的な食品の添加物について、
その使用目的と安心度、危険度が具体的に掲載されています。
例えば、グリシンという添加物は、眠れない人に深い眠りを助ける人気商品と同じ素材。
グリシン入り弁当、おにぎりを食べた後の居眠り運転には厳重注意が必要です。
本書は『コンビニ&スーパーの食品添加物は死も招く』
(マガジンランド2014年3月刊)を新装復刊したものです。
■目次
●第1章 弁当は危険がいっぱい
●第2章 おにぎりも危険がいっぱい
●第3章 調理パン&ドリンクも安心できない!
●第4章 食品添加物はなぜ問題なのか
・なぜ添加物が使われるのか?
・添加物の安全性は、試験で証明されていないのか?
・添加物の安全性は、試験で証明されていない!
・添加物と食品成分との食べ合わせの危険
・安全性確保にどのような試験をすべきか?
・添加物にう組まれている不純物の問題
・安い輸入添加物の問題点
・添加物の賞味期限? の問題点
・無添加でも食品は作れるか?
・HACCPやISO、JAS規格では安全は確保できない!
ミシュランも添加物はパス
■著者 小藪浩二郎
岡山県生まれ。岡山県立烏城高校(夜間定時制)から香川大学農学部農芸化学科。
九州大学大学院農学研究科修士課程農芸化学専攻(栄養化学講座)。
京都大学薬学部研究生、静岡薬科大学薬学部研究生。
製薬会社研究所研究員、医薬品、食品添加物の研究開発に携わる。
医薬品、食品添加物等の安全性研究所主席研究員、遺伝毒性など担当。
食品会社研究室室長、新製品の研究開発、品質管理などを兼任。
現在、食品関係のコンサルタント、食品評論活動、講演会、勉強会の講師、
調理製菓専門学校非常勤講師、食品メーカー顧問、食品関係会社特別顧問(品質管理等)等
以上、Amazonの紹介文
新装版 コンビニ&スーパーの食品添加物は死も招く――みんな知らずに食べている Kindle版
小薮浩二郎 (著)
感想
久しぶりに食品の危険に関する本を読みました。
本書はコンビニ、スーパー、高速道路のSA、駅などの売店等で販売されている弁当やおにぎり、調理パンとドリンク等に使われる食品の添加物について書いてあるということで。つまり食べない人はあまり食べないものだけど。食べる人は毎日とか1日に何度も食べるとか。人によって身体に入る量が極端に変わる食品添加物についての話なのですが。
食品添加物は必要悪なんですよね。腐敗を抑制して食中毒を防止するとか。食品を安定供給しやすくなるとか。見た目や味や風味を浴するとか。食品の価格を安くするとか。消費者にとってのメリットだってあるのですし。一概に「悪」と決めつけるのは良くないでしょう。それに、ぐっちゃけ現代の社会で添加物を全く身体に入れない生活なんてできるわけないのだし。それこそ無人島で自給自足の生活でもしない限り。
でも、食品添加物の人体への影響はブラックボックスなんですよね。
摂取することで将来どんな問題が起こるかわからないのです。
もちろん安全を確認して認可されているとはいうけど、マウスなどの動物実験でしかないのだし、しかもそれは一つの食品添加物での確認です。例えば比較的安全と思われがちなコンビニのおにぎりでも1つ食べたら数種類の食品添加物を食べることになるし。お弁当などでは20種類もの食品添加物を食べることになります。そういった複数接種に関しては確認すらされていないんですからね。
安全が担保されていない。
少なくとも腸内環境には良くない事がわかっている。
そして因果関係は証明されてはいないけど、食品添加物の使用が増えるのに比例して、がんや生活習慣病や昔は無かったいろんな病気が増えていることは事実なのです。
ですから僕的には、正しく恐れて、適度に距離を置くこと。
そういった付き合い方が大事かなって思うんです。
一番良くないのは、何も考えず、便利だから。安いから。美味しいから。
というだけで外食やコンビニやスーパーのお弁当などに頼りすぎてしまうことだと思うんです。
こういった食品の危険を話題にする本を読んでいると。必要悪であることを通り越して、消費者の安全を犠牲にした企業の利益優先主義のために食品添加物が使われていることが多いのだろうなと思えてくるわけで。だったら消費者として自己防衛をしないといけないって思うわけです。
では。
自己防衛するためには
まずは「学ばないといけない」わけですよね。
そういう視点でこの本を見た時に、
説明が丁寧にしてあるからなのでしょう。専門用語が多くてややこしいかな。難しく思えてしまうかなって感じます。
でもよく目にする危険な食品添加物についてほとんど言及しているし。食品添加物にまつわる社会の問題にも突っ込んで書かれているし。食品添加物に好いて学ぶのにとても良い本だと思います。
ただ。
あまり怖がり過ぎてもいけないのが食品添加物だと思います。
まったく取らないで済ませられないのですから。
でも極力取ることが減らせるよう。
自炊率の高い食生活を実現するためのきっかけの本になるかな。
と思います。