食品添加物ほんとうの話
いちばん怖いのは、「知らないこと」
情報にまどわされず、自分の頭で考え、科学的に判断できる力を養う
「食の安全」特別授業で正しい食の知識を身につけよう。
●ハムやソーセージ、発がん性は大丈夫!?
●腐らないのは、保存料の使い過ぎ?
●着色料や発色剤は、変色をごまかすため?
食品添加物はほんとうのところ、カラダにどんな影響があるのか、
私たちは食の安全について何を知る必要があるのか……。
本書では、科学的に裏付けのある事実をわかりやすく伝えるために、
3人のママたちへ授業をする、というスタイルを取っております。
みなさんも授業に参加するつもりで読んでみてください。
本書を通じて、一人でも多くの人が「正しい食の知識」を身につけることを願っています。
■目次
●1限目 ここが気になる! 食品添加物のこれってほんとう?
●2限目 わからないから怖い? 食品添加物を知ろう
●3限目 何に注意するべき?「食の安全」について考える
●4限目 誰か教えて! 子どもに何を食べさせればいいの?
●5限目 もう迷わない、健康を守るためにすべきこと
■著者 三輪操
以上、Amazonの紹介文
食品添加物ほんとうの話―――いちばん怖いのは、「知らないこと」です Kindle版
三輪操 (著)
感想
食品添加物は危険だよ。と言う本の対極にある本です。
食品添加物は安全だよ。と訴える本です。
僕は、物事には表と裏、メリットとデメリット、本音と建て前みたいに。両極って必ずあると思いますし、ある片方の意見を聞いてそれをそのまま鵜呑みにして信じてしまうのってどうかなって思うんです。きちんと反対側の意見も聞いて、そのうえで自分で判断するのが良いと思うんです。
そういう意味でこの本を読んでみたわけですが。
読んでみた印象はあんまりよくはないんですが(笑)
添加物否定派が言うことは科学的根拠がないと批判し、科学的根拠が大事と言っているわりには添加物が安全という根拠が全く示されていないし。
国が安全と認めて認可しているんだから、その範囲内で使うなら安全なのだ。
という、いかにも官僚の答弁のような理屈でしかないです。
添加物が危険と言うけど。そもそも100%安全なんかないんだ。ということで
塩分の摂りすぎとか、栄養バランスの話を持ち出したり
香料の会社の工場見学で、衛生面で非常に気を付けているという話を持ち出したりしているけど。
だからといって添加物が安全と言う科学的根拠に全くつながらないわけで・・・
添加物の安全をどのように主張するのだろう?と思いながら読んだんだけど思い切り期待はずれな本だった。というのが感想です。
でも、この本でも言っていること。
そして阿部司さんの暴露本でも言っていることだけど。
食品添加物を全面否定してはいけない。食品添加物にだってメリットはあるんだというのは全くその通りと思っています。
食品がすぐに腐らず長持ちすることは、食中毒などの危険から私たちを守ってくれているのだし、食品の無駄を減らすことにも貢献していると思うし。
見た目や味を浴したり、便利にしてくれたり、そして価格まで下げてくれるのですから。
それはそれで認めているし
僕は食品添加物だって口にしますよ。
たまにはカップラーメンだって食べるし。
そうそう先日スーパーカップ食べたらめっちゃおいしくてびっくりしました(笑)
マクドナルドも大好きで食べに行ったりしますよ。
孫達と一緒に。
良くないのは、添加物が危険と言う話を聞いて鵜呑みにして、添加物は一切受け付けないみたいな極端な考え方になる事だと思うんですよね。マック行く人を軽蔑のまなざしで見たり、批判をしたり。
あるいは、まったく考えず、毎日コンビニの弁当とインスタント麺を食べてるとか、頻繁にマクドナルドいっているとか。それもまた極端でよくないと思うんです。
科学的根拠では、安全とも危険とも証明できていないのです門。
適度に距離を置いて
例えば、今日は疲れて自炊するのはめんどくさいな。みたいなときだってあるのだし。
そういう時は弁当とスーパーカップでもいいじゃん。
でも、それがあまり頻繁にならないように、普段はきちんと食材から調理をする自炊の食事を楽しむ。
というスタンスでいるのが一番賢いんじゃないの。
僕はそんな風に思います。
食品添加物を否定する本には、食品会社や業界が、自らの利益のために危険を承知で添加物を使って儲けまくっている。みたいな悪意を印象付ける書き方をする本もあるんだけど。それもまたいかがなものかって思うし。
だから、その反対側の意見を書く本書のような本も出てくるんだろうな。と思うし。
それもまたバランスなのかなって思います。