皇位継承を考える—男系男子を守る意義—戦後の自虐史観を超え伝統をつなぐためにも

1つ目は、日本の歴史と誇りについて語られている動画です。「歴史に学べ」とよく言われますが、歴史から学ぶことは、自らのルーツを知ることであり、非常に重要です。しかし、日本は戦後、GHQの指導によって本来の日本の歴史と誇りを学ぶ機会を失ってしまいました。これは非常に残念なことだと思うんです。

もしGHQの情報統制がなく、戦前と同じような歴史教育が行われていたなら、最近問題になることが多い皇室典範や夫婦別姓制度、LGBTの議論も起こらなかったのではないかと私は思います。

また、特に若者には将来に閉塞感を感じる人が多いといわれますが、日本の未来を悲観的に考えることもなく、より一層自国を愛し、誇りに思う気持ちを強く持てていたであろうことは間違いないと思うのです。だからこそ、私たちは積極的に日本について学ぶべきなのです。

この動画では、日本の歴史と、竹田先生が考える3つの「日本の誇り」が紹介されています

  1. 山と海に囲まれた日本列島の豊かな自然環境
  2. 世界第3位の経済力
  3. 世界一長く、2000年以上続く日本の歴史

海や山などの自然環境や経済力も、守っていかなければならない大切な要素です。そして、世界で最も長く続いている国の歴史を途絶えさせてはいけないと思います。

では、なぜ日本という国家が世界一長く続いているのか。その理由を一言で言えば、「良い国だから」です。例えば、中国の歴史を振り返ると、ある勢力が王朝を築き、それを全く別の勢力が攻め滅ぼして新たな皇帝が誕生します。何代か続いた王朝も、やがて別の勢力との戦いで滅亡し、新しい王朝が生まれる。この繰り返しが中国の歴史です。そして、このようなパターンは中国だけでなく、ヨーロッパや世界中の多くの国々に見られます。それはどの国も「権力」による支配で国が成り立っているからですが「権力」による支配は軋轢や反発を招き、争いを引き起こし、長く続くことはないのです。

しかし、日本の統治の歴史は、そのような戦いの連続ではありません。天皇を中心に「和を貴ぶ」という平和愛好の精神が根付いており、「権力」による支配とは対照の「権威」による統治が行われてきたからなのです。
争いからは不幸しか生まれないという平和を愛する心が、日本という国家を築いてきたのです。

このような「良い国」を作り上げてきたのは、天皇と皇室の歴史そのものです。そして、初代の神武天皇から現在の126代今上陛下まで、全て「男系継承」というルールに基づいた血統でつながってきました。上で紹介した動画でも、この点が詳しく説明されています。

もし、これまでの歴史にない女系天皇を認めたら、どうなるのでしょうか?その点についても竹田先生が話してくれています。

伝統を守ることが非常に大切なことだと思います。なぜなら、私が生まれ育った日本という国は、世界に誇れる素晴らしい国だからです。この貴重な伝統を、次世代やその先の子孫にしっかりと引き継いでいかなければならないと強く感じています。

皇室を守っていくこともそのために必要なことであり、竹田先生は、旧皇族から養子を迎えるなどして、宮家を活用していくことがふさわしいと示してくれていますが、私も全くその通りだと思います。

しかし、その伝統が途絶えそうになった不幸な出来事がありました。