ガンにならない食べ方、生き方-石原 結實 (著)/読書履歴

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すべての病気の原因は、「食べ過ぎ、体の冷え、血液の汚れ」である――。ガンも例外ではありません。「ガン性善説」に立つと、ガンは、汚れた血液をきれいにするためにできる「血液の浄化装置」と言えます。だから、血液をきれいにすれば、ガン細胞は消えていきますし、予防することができます。本書では、ニンジンジュース・玄米・体を温める食べ物を中心とした食事による「自然療法」を解説します。実際に、この血液をサラサラにする「自然療法」でガンが治癒した臨床例がいくつもあるのです。また、ガンとはそもそもどういう病気なのか、なぜ体はガンを作り出すのかについても詳しく解説。多くのガン患者を診てきた著者が、豊富な事例に裏打ちされた、食事の他にガンを遠ざけるために大切な心の持ち方や運動についての生活習慣もアドバイスします。石原流・自然療法で、ガンを予防・治癒する生活をしましょう!

以上、Amazonの紹介文

ガンにならない食べ方、生き方 (PHP文庫) Kindle版
石原 結實 (著)

感想

非常にインパクトの強い書籍でした。
最近は知り合いがガンになったことでガン関連の本を読むことも増えているんですが、「ガン性善説」という考え方は初めてでしたし大変興味深いです。

東洋医学や漢方では血液の汚れが万病につながると考えられているそうですが、石原先生の仮説によると、ガンは、汚れた血液をきれいにするためにできる「血液の浄化装置」とのこと。
例えば発熱だって、鼻やくしゃみなどアレルギー反応だって、菌を退治したり排出するために起こるのだし、身体の反応で意味のないものなんかないのだからガンだってなにかしらの意味があるはず。と言う考え方に基づいているってことですね。

読んでいて僕が思ったのは、まるで風の谷のナウシカの腐海だなぁ。ということなんですけどね(笑)
腐海(ふかい)というのは物語に登場する森のことですが。人間が吸い込めば肺が腐って死んでしまう猛毒を吐き出す植物や巨大な昆虫が済む森で。人類は何度も腐海を焼き払おうとしてきたけど、その都度虫たちの反撃にあい。さらに多くの土地が、腐海に飲み込まれていった。という歴史があるんだけど。
物語の終盤に腐海は汚れてしまった大地を浄化するために生まれてきたのだということを知った主人公のナウシカの。「汚れているのは大地なの。誰が汚してしまったの?」というセリフが印象的なストーリーなわけだけど。

汚れてしまった血を浄化するためにガンができる。
同じですよねぇ。

本の中に転移についての説明があるんですが。ガンを切除するのは良いけれど。汚れてしまっている血をきれいにしなければまた転移してがんができるだけ。と。腐海を焼いてもまた広がるのと同じだなぁ。と思いながら読みましたが。ナウシカの話は置いておいて

血液の汚れがガンの原因でもあるなら血液をキレイにしようということで、石原先生の取り組みはファスティングや玄米菜食などの自然療法なわけで。本書ではその方法も詳しく書かれているわけです。

私は、がんの予防や治療と言うことでなく。そもそもは若さを維持したい。健康長寿になりたい。適正体重を維持したい。というようなことが目的でファスティングや少食などの食事療法に関心を持っているわけだけど。
それががん予防にもつながるのであれば嬉しいことですよねぇ。
現在では2人に一人は生涯に何らかのガンになると言われる時代なのですし。

もし、いま、僕がガン宣告されたとして。
手術や抗がん剤など現代医療の治療を選ぶか。自然療法の治療を選ぶか。二者択一だったとしたら石原先生の説が正しいかどうかって非常に重要な話だけれど。
現代医療と自然療法の併用だってできるのだし。ガンに関係なくても、人参ジュースを飲んだり、ファスティングをすることはよいことなのだし。
それで、もしがんの予防になるのならいうことなしで嬉しいことなのだし。

がん予防について、一般的に言われる大事なことってこの5つって言われますが
①禁煙
②禁酒
③食生活の見直し
④運動
⑤適正体重の維持

①②は当然として、③④⑤はほめやせというサイトで推奨している項目でもあるのだし。
③の食事について。
この本ではすごく興味深いことを教えてもらえました。

自分にできる健康的習慣を楽しみながら増やしていきたいと思います。


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