腸で変わる! 病気にならない、50代からの生活習慣-藤田 紘一郎 (著)/読書履歴

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最近よく耳にする「腸内フローラ」。この本は、「腸内フローラ」研究に長年、取り組んできた藤田紘一郎さんが、その理論に基づき、自ら実践してきた「50歳からの健康の秘訣」をご紹介します。なぜ、50歳を過ぎたら食べ方を変えなくてはならないのか?なぜ、「腸内細菌」が病気を遠ざけるのか?体の仕組み、体調が変化しつつある年代だからこそ、取り入れたい「新習慣」ばかりです。

東京医科歯科大学名誉教授。感染免疫学者。医学博士。1939年旧満州生まれ、三重県育ち。東京医科歯科大学医学部卒業。東京大学医学系大学院修了。金沢医科大学教授、長崎大学医学部教授、東京医科歯科大学大学院教授を歴任

以上、Amazonの紹介文

腸で変わる! 病気にならない、50代からの生活習慣 Kindle版
藤田 紘一郎 (著)

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感想

50代くらいから身体は変わり始める。と、本の紹介文にもありますが。それは全くその通り、と自分自身が実感していますので。その変化と腸内環境の変化にどのような関係があるのか興味があってこの本を選んでみました。でも、腸内環境が変わるからというより、例えば身体の抗酸化力が落ちてくるから。ホルモンの分泌が少なくなるから。また他にもいろいろな身体の生理機能が落ちてくるから今までと同じ食生活をしていたら腸内環境を良い状態に維持できなくなる。ということなのかなと思いました。

そして著者自身が50代以降にどのような生活に切り替えたのかという実践を紹介してくれているわけですが。例えばエネルギーを作るための代謝系を、解糖エンジンからミトコンドリア系のエンジンに切り替えたほうがいい。つまり糖質を制限して、代わりに肉食を増やしたほうがよい。といった糖質制限ダイエットのような説明がされています。
その部分に関しては、正直、糖尿病に2回もり患した著者の経験をそのまま信じてまねるという気持ちにもなりにくいかなと思うわけなんですけどね。

ただ、腸内細菌などの微生物に関して長年研究を続けてこられた著者ですから。腸内フローラの話は大変参考になりました。

例えば添加物やトランス脂肪酸や加工食品が腸内細菌に与える悪影響のこと。忙しい生活スタイルでよく噛まずに食べてしまう食生活の悪影響とか。あるいは、除菌や生活環境をきれいにしすぎることの影響とか。

そして、腸活と言ったら乳酸菌とかビフィズス菌など。基地の善玉菌を増やすことばかりに目が向いてしまうけれど。それより良い働きをしてくれる日和見金を増やすとか。日和見金の活躍を促すよう意識するとか。その辺はとても参考になる話でしたし。
発酵食品や食物繊維が大事と言う話、ストレスケアも大事だしストイックになりすぎてはいけないという注意や、そして適度な運動についてなどなど。基本的な話も紹介してくれています。

ただ、それらは別に50代からと言うことでなく、若いころからも大事なことだよねぇって思ったりもしますが。

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20kgの減量がきっかけで3つのチャレンジをするようになりました。
①健康長寿のためのファスティングと腸活
②料理の練習、弁当作り
③マラソンランナー目指してのランニング