BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族” Kindle版
クリストファー・ マクドゥーガル (著)
この冒険は、たったひとつの疑問からはじまった。
「どうして私の足は走ると痛むのか?」
その答えを探すなかでクリストファー・マクドゥーガルは
世界でもっとも偉大な長距離ランナー、タラウマラ族に行きつく。
その過程でわかったこと──
わたしたちがランニングについて知っていることはどれもすべてまちがいだ──
メキシコの秘境を彷徨う謎の白馬、
現代社会と隔絶して暮らす“走る民族”、
素足で峡谷を走り抜けるベアフット・ランナー、
数時間走り続けて獲物を狩る現代のランニングマン、
過酷な地形を24時間走り続けるウルトラランナーたち、
そして、世界が見逃した史上最高のウルトラレース……
ニューヨーク・タイムズで32週連続ランクイン中!
amazon.com ユーザー評価で297人が5つ星をつけた、
「読めば走りたくなる」と話題の
ロングラン・ベストセラー、遂に邦訳!
No Running, No Life!
以上、Amazonの紹介文
感想
実はもう何度もこの本を読んでいるのだけどなかなか完走が書けないでいました。
特に音声で読んでいる僕にとっては読むのが難しい本と言えるかな。
とにかく長いし、目次がないし。
そして3つの物語が行き来しながら書かれているので、今何の話しだっけ?ということがわからなくなってしまうんです(笑)
3つの物語とは
足を痛めた著者がカバーヨブランコを通じてメキシコの走る民族タラウマラ族と出会い、その走りの秘術を学んでいく物語
もう一つは特に最近の厚底シューズに代表される、足の保護やばねを活かしたランニングシューズがランナーの足に悪影響を与えているということ。故障したランナーに走ることを否定する医者が多いけれど、人間の身体はもともと走るようにできているということを、人類の進化や科学的な説明から解き明かしていく物語
そしてもう一つは険しい峡谷をワラチというサンダルで走るタラウマラ族とアメリカを代表するウルトラマラソンランナーたちの勝負を描いた物語
この3つの話がいきなり交互に出てくるからわからなくなってしまうのだけど(笑)
私自身が腸脛靭帯炎でひざの痛みを抱えるようになったことから興味を持って読んでみた本です。そのころに値段が高いけれどナイキの厚底を買って試してみようかなとも思っていたのですが。この本は徹底してナイキや厚底を否定いしているんですよね。そして効果で高機能な靴より安価なうす底シューズのほうがケガが少ないことなども説明していて。なので内規でなく、型落ちで安価なうす底シューズのアディゼロを買ってみたんですけどね(笑)
いまは寒いけど。夏になったらわらちとか台湾サンダルで走ってみようかなとも思っています。
とにかく、シューズとかインナーとか、道具に頼るのではなく、けがをせず速く走れるフォームや方法を突き詰めていくのが良いんだなということに気が付かせてくれたのがこの本です。
もう何度もキンドル読み上げで聞きながら走っていますが。
紹介文にもあるように、読めば走りたくなる本です😺
60代は19歳と同じくらい走れる。
老いるから走れなくなるのではなく走らなくなるから老いるのだ。
という言葉は僕の背中を押してくれました。