Forbes JAPANでこんな記事を見かけました。
記事によると。過去30年間で、G20諸国の25歳から29歳のがん罹患率は、他のどの年齢層よりも急増しており、1990年から2019年の間に22%も増加しているのだとか。
ワシントン大学医学部の保険指標評価研究所(Institute for Health Metrics and Evaluation)のデータ分析によると、欧米諸国における20歳から34歳のがん診断が過去30年間で最高水準に達していることを明らかにしました。一方、75歳以上のがん患者は2005年以降減少しています。
26-42歳のガンが増えている
ではなぜその世代が特別多いのか。
早期発症がんの危険因子として、超加工食品と、甘い飲み物やアルコールの摂取が増加していることが特定されているとのこと。さらに座りっぱなしの運動不足の日常やストレスケアが上手にできない生活スタイルなどの要因も加わり、本来働き盛りで健康であるはずのミレニアム世代(26-42歳)が、近年急激にがんに対して著しく脆弱になってしまっているというニュースでした。
過食・美食・飽食が病気につながることを知らなさすぎ
今年還暦になった私は会社勤めをしているわけでもないし、その世代の人と面と向かって交流することは無いんだけれど。SNSなどを通してダイエットに関して交流することは多いです。
もちろんその世代でも健康や栄養に関してきちんと学んで理想的なダイエットをしている人だっていらっしゃいます。Twitterなど見ていても、よく学んでいるなと思う人に出会うことだってあります。
でも、ただただ体重を落としたいからカロリーを抑えるとか。食事の回数を減らすというダイエットをしている人が多く。基本的に食べているものが欧米食である場合が多いです。ごはん、みそ汁、主菜に副菜といった和食中心の食事をしている人に出会うことは少ないですし。
そもそもダイエットも健康も、過食・美食・飽食の習慣を改めて粗食になる事が非常に大事なことなのに。美味しいものを食べないとストレスになるからと言い訳をして、ゆるダイエットとかいうカテゴリーを作ってそのなかで日々の体重の増減を一喜一憂している。
そういう人が多かったりします。
そんんあんばっかり食べていたらガン細胞は喜ぶよねぇっていう食事の人って非常に多いです。
中には「加工食品ってなんだか知ってる?」と聞いてみたくなるような人もいます。たぶん自分は健康的な食事を意識しているつもりなのだろうけど。ほぼ毎日インスタントの袋めんを食べていたり。きっとお湯を注ぐだけのカップラーメンは良くないけど、野菜を加えて鍋で煮るインスタントラーメンなら自炊のカテゴリーに入ってヘルシーと思っているんだろうなぁ。と言う感じだったり。
でも、いろんな人がいらっしゃって。
ちょっと教えてあげたいなぁと思うことって多いんです。
ダイエット的にも健康的にも
でも、Twitterとかでアドバイスされるのを嫌う人って多いですからねぇ。
そんな食事してたらやせないよ。それどころかガンになるよ。
なんて、おいそれとは書けないんですよねぇ(笑)
学んだほうがいいよ。
ガンはまだ原因がわからないって部分もあるけれど。生活習慣が、特に食事が大きく影響していることはわかっているのです。そして食事を中心に良い生活をしたら、少なくとも肥満症からは解放され高血圧や糖尿病や脂質異常症などからは解放されるはずなのです。
じゃあ、良い生活ってなにをしたらいいの?どんなものを食べたらいいの?
そして毎日の生活でどんなことを気を付けたらいいの?
そういったことは書籍で読んで学ぶのが一番良いです。
いまはネットで様々な情報が簡単に手に入れられます。とても便利なメリットです。でもそれは簡単に誰もが、しかも匿名でも発信ができてしまう気軽さがあるからで、その情報の信頼性を確保できないことがデメリットでもあります。つまりネットの情報と言うのは受けてが情報の真偽を判断しながら受け取らないといけないのです。そして、最低限の情報を得るための基礎知識みたいなものはやっぱり書籍からが学びやすいです。
もちろん書籍であれば100%信頼できるとは言えませんが、出版社が事業として刊行するものですし、編集者、校閲者といった多くのプロの手を介し、その責任のもとで制作されるため、情報源として十分信頼できるものという社会的な共通認識があります。
また、ネットの情報では断片的な情報になってしまうことが多いけど、書籍であればある程度一連の知識をしっかり学ぶことができますからね。ということもあって、僕は自分のブログで、自分が学んだ本をカテゴリー別にシェアしているわけですが。
本の紹介と感想も書いているので、ぜひ気になる本を読んでみていただけたらと思いますが。
この記事の話題は「ガン」なので。
ガンんの予防や治療に関する書籍の中でとてもためになったと感じた本を紹介します。
石原 結實先生の著書で。石原先生は西洋医学にも東洋医学にも精通された医学博士で、漢方を中心にしたユニークな治療方法のクリニックと、伊豆にはニンジンジュース断食を行うサナトリウムを経営されています。テレビ出演や講演も頻繁にされる有名なお医者様です。
病気の原因は食べすぎと冷えと血液の汚れ
石原先生は多数の本を書かれていて、僕も何冊も読んでいますが。一貫している主張は、すべての病気は血液の汚れが原因で。血液を汚してしまう一番の原因は食べ過ぎ。そして身体を冷やしてしまうような良くない食事と生活の習慣をしていることにある。と言う主張です。
日本では、第2次大戦後に、肉、卵、牛乳、バター、パンなどの欧米食がもてはやされることになり、農耕民族として穀物と野菜と魚で数千年生き てきた日本人の食生活を急激に変えることになったわけだけど。
結果として急速に欧米型のガンが急増した経緯があるわけです。欧米型のガンと言うと、肺ガン、大腸ガン、すい臓ガン、白血病、乳ガン、卵巣ガン、子宮内膜ガン、前立腺ガン、食道ガン、腎臓ガン などをいいます。そしてこれらのガンは現在でも日本人んの死因の第1位を占め続けているわけですね。
つまり。まず食べすぎを改めながら。これは1日3回も食事をすることを辞めるということです。さらに、特に肉や卵や乳製品などの動物性たんぱく質を控えながら、加工食品を極力減らし、ホールフードの食事に戻していくべきなのです。
そのためには自炊をすることを面倒と思わないようにする。
美味しいものを食べることが幸せと思わないようにする。
すごく大事な意識改革が二つ必要になるわけですけどね。
ガン性善説
僕は石原先生の「ガン性善説」が的を得ているなぁって思うんですね。これがどんな考え方かと言ったら。そもそも人間の身体の中で起こることは自分を守る事ばかり。
例えば
肺に痰がたまれば咳をして外に出す。
体内に老廃物がたまればブツブツができて外にだ出そうする。
ウィルスや細菌が入ってきたら免疫を高めるために体温が上がるし。
調子が悪い時は食欲を落として体内酵素を節約し自然治癒力を高める。
そのように、すべてのことに意味があるのだから「ガン」にだって役割があるのであって、それは汚れた血液の浄化装置としての役割なのだ。というのがガン性善説です。
この説に関して、もっと詳しくは本書を読んでほしいと思いますが
ようは血液の汚れをそのままにしてがんを切除したとしても、原因がなくなっていなければ再発するのは当たり前なのです。
西洋医学の限界
この原因を考えて取り除く対処をするというのは東洋医学的な考えで。西洋医学、つまり現代医学ではとにかく症状に対して処置をしてしまうという考えだとか。
熱が上がったら解熱剤で下げる。ブツブツができたらステロイドで抑える。咳や鼻水も薬で止めてしまう。また食欲がなくても、無理してでも食べたほうがいいとか言われるでしょう。などなど「それ違うよね」と、東洋医学の視点で見ると間違えたことが沢山あるのだそうです。
僕はどちらが正しいとか言いませんし。
そこにはあまり関心はありません。
なので、仮に自分がガンになったとしたら現代医療の標準治療も受けると思うし、でもそれとは別に、自分の血液と身体の中がきれいになるよう食べるものや生活習慣を改めると思います。どちらか一つにしないといけないわけでなく両方したらいいんですからね。
というか。それは今でもしていることで。
血液をきれいにすることをガンになる前から意識していたら、それはがんの予防になるし。ガンでなく様々な生活習慣病や、あらゆる病気を遠ざけることにつながるのだ。という考え方ですね。
具体的には
ということを書き始めるときりがないけれど。
そして石原先生だけでなく、いろんんあ専門家の方が、具体的な方法を示してくれているわけだけど。まちがいなくどの方法も「ダイエット」につながるのです。
ただ減量のため食事制限するとか運動するとか。糖質をどのくらい抑えるとか。PFCバランスをどうするかとか。もちろんどれも大事なことです。ダイエット的にはね。
でもそれだけでなく、血液をきれいにしたいし。そのために腸内環境もっよくしたい。体温もよいところを維持したいし。いろんな健康的な要素を考えながら食事や生活を習慣化していく。
それこそが健康的なダイエット方法って。私は思うんですねぇ。
ただそういう考えって。
ある程度年配の人にしか分かんないよなぁって思っていました。
自分自身が若いころにそれを理解しようとは思わなかったし(;^_^A
でも、この記事の冒頭で紹介したように。
まだガンになる年齢じゃないよね。
と思っていた年齢層のガン罹患率が急上昇しているのであれば
若い人たちにこそ、しっかり理解してもらいたいことなんだろうなぁと思っています。
簡単に言うと
ファスティング習慣を身に付けたらいいのですけどね😺