シザース動作とは?ランニングエコノミー向上のため身に付けたい走り方

いま自分のランニングフォームをよくしようということをずっと意識しています。一番のきっかけは漫画家のみやすのんきさんの本を読んだことですが。著者がマラソンの練習をするとき考えたことは、自分はもう50代で、若い人に比べたら筋力も持久力も太刀打ちできるはずがない。だからそこで勝負するのではなく、無駄のない効率の良いランニングフォームを身に着けて「ランニングエコノミー」で勝負をしないといけない。ということだったそうです。
ということは、60代の僕はなおさらフォームにこだわらなければ。
と思ったわけだけど(笑)

本で説明されている様々なフォームについての説明の中で「シザース」というものがわかりにくいなぁと思っていたんだけど。ここのところなんとなくわかりかけてきた気がするんです。そのことを書いたのがこちらの日記

で、このシザース動作を理解して習得するためにネットでいろいろ調べていたのですが。わかりやすい説明があったので、自分の理解と備忘録の意味で記事にしたいと思います。今回参考にさせていただいたのはこちらのふたつのサイトです、

tamairunning」、「ウェルビーイング

シザースについてとても分かりやすく説明してくれているサイトです。説明文とイラストをお借りさせていただきたいと思いますが。

シザースとは

シザースそもそもランニングにおけるシザースってどういうことなのか。言葉で説明すると

シザーズは、遊脚の膝が軸足を追い越す動きの事を言います。ポイントは、軸足(例えば左足)が地面に付く前に、遊脚(例えば右足)の膝が前に出ている事です。


言葉でいうとこういうことだけど。絵で見たほうがわかりやすいでしょう。

シザーズができていない「普通のランナー」は、片足(黒い線)が着地した時には、もう片方の脚(赤い線)は後ろにあります。この状況を、陸上では「足が後ろに流れている」と表現して、走りが遅くなる要因としています。
一方、シザーズのできている「速いランナー」は、片足(黒い線)が着地した時に、もう片方の足(赤い線)の膝が軸足より前に出ています。これは、黒い線の方の脚がおろされるのと入れ替わるように赤い線の方の膝までの脚が前に出ていって、両方の足で挟むようになるのです。(だから「はさみ」で「シザーズ」になるんです。)

確かに、陸上競技をしている人の走り方って、上手の「早いランナー」のような足の動きになっています。これは、遊脚の膝が軸足を追い越すくらい、左右の足の入れ替えをスピーディーに行っているということだったんですね。
ユーチューブの動画でマラソン選手のフォームを見てみると。

全日本大学女子駅伝2021 不破聖衣来選手フォーム

確かに言葉の説明の通り、遊脚が軸足を追い越すシザースの動きになっています。

なぜシザースだと早いのか

シザース動作ができるようになると走りが早くなる大きく二つの理由があるとのこと

メリット1は
遊脚を速く前に送る事ができる、という事です。遊脚を早くに前に送る事ができると、余裕を持って、戻しながら着地させる事ができます。それによって、ブレーキをかけない接地が可能になります。

このブレーキを掛けない設置というのは僕のに気にも書いた通りなんですが。
シザースを意識して練習するようになってから、今までの自分の走りよりヒザが高く上がる走り方に変わってきたんですが。だから着地の時に上から下に踏み込めて地面からの反発をもらいやすくなっていると感じています。
今まではひざは高く上がらず遊脚は後ろから前に振り出される途中でかかとから着地したりしていたと思います。末端意識でフォアフットにしようと思ってつま先や足裏全体で着地したとしてもヒザが上がっていないから上から下絵の着地になっているわけじゃないし、それって完全にブレーキがかかる着地ですよね。

きちんとヒザが前に振り出されて身体の重心の真下に向かって上から下に着地したら着地点は自然とかかとでなくつま先か足裏全体になると思います。それが自然に行われるフォアフットなんだろうなと思っています。

メリット2は
接地するポイントで遊脚側が前に動いていくことになる事で、重心がその分前に移動することになる、というのがあります。脚は身体の中で、それなりの重量を持っていますので、それが前に送られると、その分全体の重心も前に移動する事になります。その事で、接地する足が後ろ向きに地面を押す事になり、その反作用で地面から前向きの力を受け取る事になるのです。

なるほど。
実際にシザースを意識するようになってから、自然と走る速度が上がっていると実感しているのですが。そういうことだったんですね。

シザースの練習方法

ますますこのシザースの動きを自分のランニングフォームに定着させたいと思うのですが。この動画がとても分かりやすいです。

【為末大学】足を踏み変える重要性と練習方法

シザースという言葉は使っていなくて「足の不ミカエ」という表現ですが、この動画もとても分かりやすいです。

その場もも上げや、身体を支えて斜めになっての桃上げ
これって公園で簡単にできると思いますし、シザースを定着させるため参考にさせていただきたいと思います。

ダイエットがきっかけでいろんなことが変わりました。食べることが楽しくなったし、運動も楽しめるようになりました。若返っていると実感できることが嬉しいです。

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