お腹が鳴るほどの空腹を、最近感じていないという人は要注意。将来の病気の原因をつくっているかもしれません。実は本来、白血球はガン細胞やばい菌を食べるのが主な役割なのですが、満腹の時には血液中に脂肪や糖が溢れ、これらの過剰分を処理するのに手一杯になってしまい、本来の働きが鈍ってしまうのです。つまり、激増している生活習慣病は、食べ過ぎが大きな原因。本書では、空腹が体にもたらすメリットと生活習慣病にならないためのヒントをアドバイス。空腹によって、自らの防衛本能を呼び覚まそう!
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石原/結實
1948年、長崎市生まれ。医学博士。長崎大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食餌療法指導によるユニークな治療法を実践するかたわら、全国各地で数多くの講演を行う。先祖は代々、鉄砲伝来で有名な種子島藩藩医。3代前は薩摩藩に英国医学を伝えたウィリアム・ウィリスに師事して外科学を修め、後に上京して済生医学舎に学んだ石原平次郎民也。コーカサス・グルジア共和国科学アカデミー長寿医学会名誉会員
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空腹はなぜいいか? (PHP文庫) Kindle版
石原 結實 (著)
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感想
空腹が健康のために良いということが詳しく紹介されている本ですが。空腹のメリットは私自身昨年からオートファジーダイエットを行っていて(この本で言うところの半日断食に当たるでしょう)とても実感しています。
ただ、空腹を勧める本はいろいろありますが。この本が他の本と比べてよかったのは。例えば身体を温めることのメリット。例えば水の飲み方。などなど、あるいは病気や健康のとらえ方について西洋医学と東洋医学の違いをわかりやすく解説してくれているところだなって思いました。
どちらにも長所短所があるわけですからね。
自分ももう還暦ですし、年齢的にこれからは医療機関を利用しないといけない機会も増えるかもしれないですしね。そんな時に西洋東洋のメリットとデメリットを考えながら賢く利用していけるようになりたいなと思いました。
私自身もそうでしたが。一般的には西洋医学のお医者様にお世話になる事が多いでしょう。仲間やクライアントさんの話として、サプリや断食を利用して、自然治癒力を活かしたいという気持ちが先生に伝わらず困ったなんて言う話はよく聞きます。
西洋医学では自然治癒力のことは重要視せず。薬や手術で患部にたいする対処がメインだからと言う説明がとても分かりやすかったです。
1日1食や断食などで、空腹を感じることで得られるメリットも、西洋医学のお医者様や看護師さんにはにはわかってもらいにくいのでしょうね。
僕も先日のことですが。健康診断があって、体重はもちろん検査データが大きく改善したことを保健士さんや感度資産がみんな驚かれるんだけど。なにしたのか聞かれて「16時間断食」と言うと、「へぇそうなんだぁ」と、微妙な空気になるんですよね。そんなときに僕には見えないけど、きっと訝しげな表情をされているのでしょうね。
ダイエットしている一般の人も、お腹が空いたと空腹を感じることをネガティブに受け止める人が多いけど。この本を読んだら空腹をポジティブに、楽しみと受け止められるようになるかもしれないですよ。😺